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【CD・楽曲レビュー】RAISE A SUILEN 1st Album ERA

 

今回の楽曲レビューはBanG Dream!からRAISE A SUILENの1st Album。

 

 

CDパッケージ

 

Roseliaの2nd Album同様に通常盤とBlu-ray生産限定盤があり、私は前者を購入。

 

両者の違いはジャケットのデザイン。通常盤は文字が水色で、生産限定盤はピンクがより際立ち、メンバーに躍動感が足されたものに。さらにBlu-ray盤には、Heaven and Earth Day1 / Day2のライブ映像に加えて、フォトブックレットが付属。よりRASを楽しみたい方は後者を選びましょう。

 

 

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RAISE A SUILEN初の1st Albumが登場しました。待っていた方が多かったのではないでしょうか。ERAとは、他の時代とを分けた上での歴史的特徴、重要性を含んだ「時代」という意味。トラックリストを見ると、現在までに発表されたRASのオリジナル楽曲が収録されており、まさに今回のアルバムがRASの一歴史そのものとなっています。このアルバムが時代の一区切りというわけですね。

 

ジャケットデザインは、キャラクターでも物でもなく、キャラを演じるキャスト。ポピパやRoseliaは、キャラ→キャストの、2次元から3次元の流れでしたが、RASは逆で、それを意識したかのようなジャケット。Breakthrough!がキャラ、Wahlが薔薇、ERAが本人と、それぞれアルバムの差別化ができていますね。

 

 

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ジャケットの裏側にキャラクターが描かれていて、そのままジャケットの表紙にすることができます。

 

 

トラックリスト

 

1. Invincible Fighter

2. A DECLARATION OF ×××

3. SOUL SOLDIER

4. UNSTOPPABLE

5. HELL! or HELL?

6. Beautiful Birthday

7. Takin' my Heart

8. DRIVE US CRAZY

9. !NVADE SHOW!

10. REIGNING

11. EXPOSE 'Burn out!!!' 

12. R・I・O・T

 

 

楽曲詳細

 

1. Invincible Fighter

 

初めに来るのは、1st Single...ではなく3rd Singleの表題曲であるこの曲。アニメヴァンガードのOPにも使われていました。歌詞はヴァンガードを意識したものになっています。キーボードのイントロとWakeup callという歌詞と共に、このアルバムが開幕するのは面白い。RASの世界観に浸れよと言わんばかりの始まり方ですね。この曲を最初に入れてきたのはそれを意識していたりして......それはないか。

 

2. A DECLARATION OF ×××

 

お次は2nd Singleの表題曲であるこちら。ドラムのリズムと手を上げろ!という掛け声が頭に残る曲。敵に対しては挑発し、付いてくるなら手を上げなと扇動者を連想させるような歌詞が印象的。

 

3. SOUL SOLDIER

 

このアルバムで初収録となった曲。 RASライブではTHE CREATIONで初披露。曲はメタル寄りに。1,2にはなかったチュチュのラップがここで来ました。1はFighter(戦士)ですが、こちらはSoldier(兵士)。兵士には命令されて戦うといったニュアンスがあり、RAS(司令官)が、皆(兵士)に向けて命令を出しているかのような内容。

 

4. UNSTOPPABLE

 

こちらは1st Singleのカップリング。ヴァンガードのEDにも使われていましたね。 いきなりレイヤのボーカルからスタート。1st Singleの時はまだチュチュのラップは入っていないですね。その代わりEDMのようなサウンドが強く、これまた印象的な曲。

 

5. HELL! or HELL?

 

4th Singleのカップリング。チュチュのラップから始まるテンポが早めで、首を振りたくなる曲。個人的にアルバムのなかでは一番激しい曲だと思っています。特にこの曲ではチュチュのラップが強く主張されていて、その歌詞も面白い。

 

6. Beautiful Birthday

 

3と同じく、初収録の新曲。 アニメではRASメンバーがチュチュに送ったバースデーソング。歌詞もそのアニメに添った内容に。RASといえば、攻撃的な歌詞がよく並び、煽る内容が多いですが、こちらはユニットの絆を象徴する内容に仕上がっています。個人的にアルバムのなかでは唯一無二と言える曲だと思っています。アニメでRASが再び一つとなった転機がこの曲でしたね。メロディも美しくて好きです。

 

7. Takin' my Heart

 

3rd Singleのカップリング曲。2曲目のヴァンガードED曲。RASさんはヴァンガードで使用された曲が多いですね。 6が一つになった曲であれば、こちらは散失した曲という印象。アニメでいえば、3rd 10~11話のメンバーが離散し、1人になったチュチュの心境。あとはチュチュの過去エピソードを見ると、歌詞もそれっぽく感じます。レイヤの叫ぶような歌声がさらに切なさを助長させていますね。

 

8. DRIVE US CRAZY

 

4th Singleの表題曲。カップリング同様に初めからテンポが早くエンジン全開なチューン。そう考えると4th Singleって高速道路を400km/hで飛ばしてる感じだ、DRIVE US CRAZYなだけにね(笑)。という洒落は置いておき、とにかく叫びたくなるような1曲に仕上がっています。Raise voice! Shout out!

 

9. !NVADE SHOW!

 

初収録3曲目。 「大ガールズバンドを終わらせる」という目標の元、今あるガールズバンド(SHOW)に飛び込む(INVADE)RASを表した歌詞と、ロック+強調されたエレクトロサウンド+チュチュラップ+力強いレイヤのボーカル+激しいドラム+暴れるキーボードとRASの要素が盛り込まれた一曲。こちらはガルパ収録予定だそうなので、RASのストーリーがどう展開されるか楽しみですね。

 

10. REIGNING

 

初収録の4曲目。舞台We are RAISE A SUILENのテーマソングともいえる楽曲。REIGNINGの意味は、(王者が)君臨する という意味。まさに最強という言葉が相応しいRASの曲。

 

 

11. EXPOSE 'Burn out!!!'

 

2nd Singleのカップリング。 アニメ3rd SeasonではPVとともに登場。またガルパのRAS初登場の時にも流れたため、頻繁に聴いたのでは?表題曲とは対照的にこちらはイントロからテンポが早いですね。2ndのこの曲からチュチュのラップが入るようになり、観衆をさらに煽るスタイルが確立。

 

12. R・I・O・T

 

アルバムの最後を飾るのは、RASの原点であるR・I・O・T。1st Singleの表題曲でもあります。ロックにテクノ調の音、さらにダブステップのような手法とを融合させたこの曲は、アニメの世界では、既存のバンドに挑戦状を叩きつけ、実際のライブでは実験として、新たな可能性の模索として、色々な意味を含んだ曲ではないでしょうか。私も最初聴いた時は、凄いものを持ち込んできたなと思いました。 

 

 

 

 

以上、楽曲詳細でした。

 

やっぱりRASの曲は良いですね。1st~4th Singleの曲も全て良かったですが、新曲の4つも安定の格好良さでした。特にBeautiful Birthdayが好きになりましたね。曲はネットで購入していて、CDは持っていなかったので、今回アルバムが発売されたのは嬉しい。

 

今年のRASは特に記念すべき年ではないかと思います。ガルパ初の舞台が行われ、今までの曲が詰まったアルバムが発売され...そして、RASは5th Singleの発売も決定しています。活躍から目が離せないですね。社会情勢が混沌としているなか、キャスト含め、コンテンツに関わっている皆様には本当に尊敬の念を禁じ得ないです。

 

今回のアルバムタイトルはERA。このアルバムによって時代に一区切りが付いた。その先からまた新たな時代が幕開けとなる。NEW ERAでは、どう歴史を刻むのか。どのような音楽を我々に届けてくれるのでしょうか。その目撃者の一人として、期待することにしましょう。

 

 

それでは。