【感想レポ】 グルミク Presents D4DJ D4 FES.~ LOVE!HUG!GROOVY!! ~
イベント概要
・有観客ライブ・動画無料配信(定点カメラ)・有料(スイッチングカメラ)配信
・開演 19:30 ~ 22:00 終了
・場所:東京ガーデンシアター
・出演者
Happy Around! / Peaky P-key / Photon Maiden / Merm4id / 燐舞曲 / Lyrical Lily
10/7から始まった5日間のブシロードミュージックライブ。その最終日に行なわれたD4 FES。当初は10/10~10/11の2日間の予定でしたが、10/10の1日のみに変更されてのライブに。
今年の上半期は、社会情勢によって予定されていたライブが開催延期になってしまいました。しかし、サウンドオンリーライブや、無観客ライブを先陣を切って行い、制限がありながらも盛り上げようと努めてきたD4DJ。そして今回やっと、収容人数より少ない数ではありますが、このコンテンツ中心の有観客ライブが開催されました。少しずつ活気が戻りつつある状況です。
本ライブは、現地だけでなく、Youtubeの定点カメラ無料配信、スイッチングカメラでの有料配信も行われ、現地で繋がるだけでなく、ネットでも繋がることが可能。「繋ぐ」を主題としているD4DJですが、ネット配信は、そのテーマに適った内容といっても過言ではないですね。
出演者は、6ユニット×4名が全員集合。Lyrical Lilyは有観客ライブ初出演です。上記に書いた当初10/11予定のライブは全員出演ではなかった為、1日に集約したのは個人的には嬉しい。
さて、このライブのセットリストと感想と書いていきましょう。
セットリスト&感想
開演とともに始まったのは、キャストによるボイスドラマ。ライブの合間にボイスドラマが展開されていきますが、youtube上のD4DJチャンネルに上げられているライブドラマを軸に進行していきます。
1. LOVE!HUG!GROOVY!!
一発目は、キャスト全員が歌うLOVE!HUG!GROOVY!!。10/25正式リリースされるGroovy MixのOP曲。歌詞の通りにユニットが現れる演出でした。初めにHappy Around!、次にPeaky P-key → Photon Maiden → 燐舞曲 →Lyrical Lily という順番で登場。曲自体、キャラの紹介要素を含んでいて、もちろん全員ソロもあり。あたかもライブという名のゲームが始まったかのような気分に。有料配信では、ソロパートはしっかりキャスト個別で映されていました。
終了後は皆退場。ボイスドラマ②に移ります。D4DJチャンネル、2ユニットライブドラマのアップロード順に進んでいきます。初めは、燐舞曲×lyrical lilyの会話から。
2. 燐舞曲
2-1. Horizontal Oath
2-2. 無限∞REBIRTH
2-3. 瞬動-movement-
2-4. prayer[s]
2-5. カレンデュラ
2-6. クライノイド
初めに現れたのは、黒さと格好良さに包まれた燐舞曲。
2ndアルバム収録のオリジナルHorizontal Oathからスタート。明るい雰囲気のチューンから始まります。つんこさんのスクラッチも相まって格好良くなっていました。
次にいきなりカバー初披露、無限∞REBIRTH。原曲はDAIGOさんの同曲で、TVアニメヴァンガードOPで使用された曲。原曲は明るい爽やかな感じですが、燐舞曲は陰を纏ったアレンジに。
次の曲、movementからはより一層陰を纏い、燐舞曲らしさが現れてきました。prayer[s]は、次の1stシングルにも収録される曲。各々の担当が特に光っていた部分でした。特にさえチの台詞とももはるさんの呟くような歌い方が良かったです。そして、カレンデュラ。ここからキャストは本気モードに切り替わっていました。りほにゃんの歌い方や表情も相まって、哀愁がより漂っていました。
最後は新曲のクライノイド、Horizontal Oathみたいな雰囲気でした。こちらはツインボーカル、りほにゃんとさえチがより目立ったものに。
終わりにつんこさんの挨拶で燐舞曲は終了。約20分で燐舞曲はオリジナル寄りのセトリで時に所々カットで繋いでいく構成でしたね。
DJのつんこさんのスクラッチ、ギターさえチの暴れ馬、ももはるさんのコーラス、りほにゃんの高音のボーカルが印象的でした。そういえばさえチは、ブシロードミュージックライブのDay2,3にも出演していて、ギターとランデヴーな週末でしたね。それからギターを持たせるとステータス全体数値が上昇する、そんな印象です。
3. Lyrical Lily
燐舞曲からバトンを受け取ったリリリリことLyrical Lily。あまねすとつんこさんのDJプレイで繋ぎ、リリリリが登場。あまねすは、サンプラーを用いて盛り上げます。DJ台で繋ぐのは初の試みではないでしょうか。
3-1. 男の勲章
3-2. ギミー!レボリューション!
3-3. ユニバーページ
3-4. 創傷イノセンス
3-5. 吾輩よ猫であれ
3-6. 銀河鉄道の夜に
3-7. タッチ
3-8. 汚れっちまった悲しみの色
次のリリリリは、純粋さと可愛さが特徴のお嬢様なユニット。
最初は、いきなりカバー曲でそれも男の勲章、渋い!原曲は嶋大輔氏の同名曲で、いきなり古い曲をブッコんできました。リリリリが歌って踊っている姿は面白かったです。確りアレンジはされていました(笑)。
ギミー!レボリューション!と創傷イノセンスの原曲は内田真礼さんの同曲、ユニバーページは三森すずこさんが原曲。80年代から21世紀に。創傷のあまねすの「もう誰にも触らせない...」が印象的でした。
その次は吾輩よ猫であれ、ライブ初披露。題名通り、猫を意識した振り付けがなされていました。皆10代だから可愛く感じました。銀河鉄道の夜にも新曲初披露。銀鉄はすぐ好きになりました。タイトルは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。2曲とも80年~90年代のアイドルソングの味付けに。
タッチは岩崎良美さんの同曲、有名なアニメソング。リリリリは古いアニソンがよく合いますね。は~ちゃんの歌声が見事にマッチ。
最後はオリジナルの汚れっち。転調もありの叫びも入っているから最後に持ってくるのは辛いだろうと思いましたが、乗り越えて終わりました。なんか子を見守る親になった気分でした(笑)。
終わりに全員の挨拶でリリリリ退場。だいたい20分でカバー曲の尺は短めに、オリジナルはフルで、多くの曲が聴ける構成になっていました。
DJのあまねすに、ボーカルのは~ちゃん、るかるん、ゆずむん。この時点で皆様U-20だから驚き。先述の通り、有観客初ライブ。あまねすはDJ技術が上がっていて、得意技のスクラッチもお見事!あと他のメンバーより場慣れしているからか、頼れる存在になっていました。初々しさは残りつつも、踊りも歌も熟してたは~ちゃん、ゆずむん、るかるんにも拍手です。
その後はボイスドラマ③。Photon MaidenとMerm4idの組み合わせ。お次はこの2組の登場。
4. Merm4id
4-1. Floor Killer
4-2. DISCOTHEQUE
4-3. Make some noise!
4-4. BOOM-BOOM SHAKE!
中盤戦。現れたのはセクシー担当のMerm4id。
初めにひまりちゃんのソロDJプレイが入っていて盛り上がりました。サンプラーの「マーメー」も含め、これは美味しいオードブル。
1曲目は、オリジナルのFloor Killer。イントロにアレンジを加えてのキラーチューン。この曲はライブの定番になっている気がします。セクシーな踊りと盛り上がり方は安定の最&高。ひまりちゃんのドヤ顔好き。これだけでも十分盛り上がる曲ですが、まだ序の口、まだこれはスープでした...
次はカバー曲、原曲は水樹奈々さんの同曲。ピアノ系のアレンジに。原曲も色気があり、ディスコなだけに相性バッチリでした。なっちゃんの歌声と水樹さんの曲、意外と合いますね。しかしこれもスープと同時に出されたパン。
3曲目は新曲オリジナルMake some noise!一気に治安が悪くなりました(笑)。こちらはINGを鋭くしたような曲。いきなりポワソンを出されたような気分に。
4曲目も新しい曲、Uh, baby baby. BOOM-BOOM SHAKE!口直しをしている暇もなく、ヴィアンドが置かれます。90年代のレイブを彷彿とさせる音使いで、とにかく中毒性ありすぎ。個人的にこの曲は気に入りました。ダンスも激しくて良い運動に。
最後は皆の挨拶で〆。およそ20分で披露曲は少ないですが、ほぼフルで流してくれました。フルコースいただきました。
なっちゃん、めいしゃん、あいぽんの色気と踊りで皆を悩殺。ひまりちゃんのDJプレイで会場を盛り上げていました。そして、ひまりちゃんのDJプレイが上手くなっていました。なっちゃん、めいしゃん、あいぽんは安心の3人。安定感あるユニットになってきたなと思います。
5. Photon Maiden
Merm4idからPhoton Maidenへ。ひまりちゃんから繋いでつむつむにパス。
5-1. 銀河鉄道999
5-2. Discover Universe
5-3. A lot of life
5-4. Synchrogazer
5-5. Be with the world
4番目は宇宙といったSF世界観が強いPhoton Maiden。
最初にカバー曲。曲が始まる前にさとひなさんが流暢な英語で挨拶。銀河鉄道999、原曲はゴダイゴの同曲。令和初の999カバーではないでしょうか。歌詞も全て歌詞。フォトンの強みが出ていました。
999から一気にDiscover Universeに。ダンスは安定していました。Discoverから次の曲へのインターバルの長さが良い味出ていました、DJの醍醐味ですね。次のA lot of lifeはゆったりテンポですが、ダンスは激しめ。
次は新カバー、はるちゃんの歌声から始まるSynchrogazer。原曲は水樹奈々さんの同曲。原曲依りの音程でアレンジが加わったような感じでした。
最後は新曲はBe with the world。英語歌詞とクラップから始まり、曲調は西洋EDM風。時計の針を意識したダンスが印象的。
つむつむの挨拶でPhoton Maidenは終了。約20分、各々曲の半分が聴ける内容でした。
DJのつむつむに、あみた、はるちゃん、さとひなの強力なユニット。ダンスもキレがあって、最後まで安定していました。何か余裕を感じましたね。皆笑顔で楽しそうでした。つむつむは某RASでDJをしていることもあり、DJは上手かったです。
ボイスドラマ④。残るはHappy Around!とPeaky P-key。
6. Peaky P-key
6-1. Gonna be right
6-2. JUST COMMUNICATION
6-3. 無敵☆moment
6-4. 最頂点Peaky&Peaky!!
6-5. 電乱★カウントダウン
いよいよ後半戦。絶対王者のPeaky P-key登場。
1発目はGonna be right。いきなり強力でした。あいみんの低音ボイスと、クラップで盛り上げてくるのも良し。
次のJUST COMMUNICATIONは新カバー。原曲はTwo-Mixの同名の曲で、キーは原曲に近かったですね。みゅーちゃんのDJプレイから繋いで新曲の無敵☆moment。コーラスが綺麗でしたね。
最頂点は、個々のパートで良さが出ていました。途中からDJ台に移動してみゅーちゃんと拳を合わせるあいみんが良い景色。
これで決まり、DJでインスト繋ぎからトドメの電乱。最後にあいみんが煽ってました。
皆の挨拶で終了。約20分、最初は小走り、後半は全力疾走なセットリスト。
ボーカルのあいみん、れおちゃん、もえぴ、DJのみゅーちゃん。こちらも強力なユニットでした。みゅーちゃんはアニメ外でDJやっているので安定していました。メインのあいみんに、れおちゃんともえぴが上手くカバーしていました。Photon Maidenと同じく、経験値が高いユニットで王者の風格が出ていました。
7. Happy Around!
Peaky P-key → Happy Around!にパス。DJかがみんの登場。ハピアラは笑顔にさせてくれるユニット。曲は恰もビックリ箱。
最後にハピアラのターン、の前にここで告知時間。新カバー曲、アニメ放送開始、グルミクリリース、各ユニットシングルの残りの情報発表など内容盛りだくさんでした。
7-1. ぐるぐるDJ TURN!!
7-2. Happy Music♪
7-3. Yes, BanG_Dream!
7-4. いくぜっ!怪盗少女
7-5. バラライカ
7-6. PARTY☆NIGHT
7-7. 君にハピあれ♪
7-8. SHUFFLE HEART BEAT
7-9. Dig Delight!
最終戦、ハピアラの初めはアニメのOPテーマ。曲もBPM変化があるからか、踊りも変化あるものになっていました。そのまま、1stシングルの表題曲に。振り付けは公開MVの通り。のんちゃんは今回ショルキー持って動いていました。
次はカバー曲ラッシュ。バンドリ!始まりのカバー曲、週末ヒロインの有名曲、アニメのED曲と、盛り上がる曲の組み合わせ。怪盗少女とバラライカは原曲の振り付けでした。
ここからは初披露の構成、PARTY☆NIGHT、君にハピあれ♪、SHUFFLE HEART BEAT。PARTY☆NIGHTはチャンネルにも上がっていたデ・ジ・キャラットのカバー。ハピあれ♪はハイテンポな曲、ミルキィホームズの楽曲を思い出します。SHUFFLEは曲調の変化著しい楽曲。
SHUFFLEから最後に繋がるは、Dで始まる新世界。10月からアニメにグルミク正式リリースとプロジェクトが本格的になることもあって、プロジェクトの新たな幕開けに相応しく、ライブの良い終わり方になりました。
最後は、ハピアラキャスト皆様の挨拶で終演となりました。セットリストは、オリジナルとカバー曲の割合は各々半分、約20分でたくさん曲が聴ける内容でした。
ハピアラのオールラウンダー、頼れるお姉さんおゆちゃん。英語が得意なDJかがみん。歌って踊る姿が可愛いちんはる。低音ボイスが格好良いショルキー担当のんちゃん。こちらも各々の良さが発揮されていましたね。
全体を通しての感想です。
先にも書きましたが、最初に、6ユニット全員で歌う曲が入ったこと。これはライブ初ではないでしょうか。それから新たな試みとして次のユニットに繋ぐためのDJプレイが挟まれていました。一通り観ましたが、DJが上達していて、上手くなったからこそ実現した新たな試みではないかと思っています。
セットリストは、10月から発売される各ユニットの1stシングルが多め。どんな新曲なのか大凡明らかになりました。新カバーも同じ程度披露。各ユニットの曲構成は、多く詰まっているユニットもあれば、少ないユニットもありましたが、皆約20分に収められていました。セトリが多い組は、曲の1番で終わらせて次に繋げ、少ない組は曲をフルで流したり、繋ぎのインターバルを長くしたりと各々工夫がされていて観ていて面白かったです。
というわけ私の感想でお送り致しましたお疲れ様でした。
また次の記事で会いましょう。